色々と仕事でつかれた時など、リラックスしたい時に、推理小説を読むことがあります。推理小説の中でも、最近のお気に入りは、スカンジナビア出身の作家の作品です。
スウェーデンやアイスランドを舞台とする、その小説の主人公たちは、様々な弱みを持つ、非常に“普通の”人間で、厳しい環境の中で、あまり食事のことも気にせずに、一所懸命に複雑な犯罪の謎を解きます。
以前、スティーグ・ラーソン Stieg Larsson著『ミレニアム』シリーズに関して触れましたが、その他に夫と好んで読んだのは、同じスウェーデンに住むヘニング・マンケル Henning Mankellの小説です。イースタッドの警官クルト・ヴァランダーを中心人物としたその小説シリーズは、犯罪そのものの他に、社会問題なども記述するため、とても興味深いです。ヴァランダー警官は、いつも睡眠不足で、家族や健康問題を抱えながら、犯罪者を追い続けますが、各小説の中で彼の似たような仕事振りを見ていても、全然退屈することはありません。
次に、スウェーデンのアガサ・クリスティと呼ばれることもある、カミラ・ラックバリ Camilla Läckbergが語る、小さな港町フィエルバッカを舞台とした『エリカ&パトリク事件簿』のシリーズがあります。カミラ・レックバリの作品は、日本語には3冊しか訳されていませんが、ポーランドでは7冊も出版されました。(残りの2冊は準備中だそうです。)1冊1冊分厚いものですが、我々は全てをあっという間に読み終わりました。

もう1人、我々のお気に入りの作家は、アイスランドに住むアーナルデュル・インドリダソン Arnaldur Indridasonです。彼が書いた『エーレンデュル警部シリーズ』11冊の内、ポーランドで出版されたのは3冊だけですが、それも非常に面白かったです。インドリダソンの本を読むことは、アイスランドをほとんど知らない我々にとって、その国を知るまれな機会でもあります。
私は、推理小説を読んでからしばらく経つと、その内容をほとんど忘れてしまいます。お陰で、またいつか同じ本を楽しむことができます。しかし、昔からスカンジナビアに憧れていた私にとって、犯罪の解決よりも、小説の中の風景や気候の記述の方が面白くて、いつかそれらの国々を見てみたいという気持ちも強くなりました。